会員企業500社突破及び卒業(Graduated)段階の8つのプロジェクト進行

会員企業500社突破及び卒業(Graduated)段階の8つのプロジェクト進行

クラウドネイティブソフトウェアのための持続可能なエコシステムを構築するために結成されたクラウドネイティブコンピューティングファンデーション(Cloud Native Computing Foundation®、以下CNCF)は、ソウルで9日に開催されるクバネティスフォーラム(Kubernetes Forum)において国内外の開発者や実務者が集まりクラウドネイティブエコシステムの現在と未来について議論する場が設けられた。

IDCによると、2025年までに新しいアプリの90%以上がクラウドネイティブ環境で実現されると予想されている。

産業分野における全ての企業や組織は、ソフトウェア事業を進めなくてもソフトウェア企業となるべきであるという認識とともに、クラウドネイティブ技術を適用することで、サプライヤーに従属せずに革新をさらに加速することが可能となる。

CNCFは最近、新しい56のメンバー社が合流し、総メンバー社が500社を超える史上最大規模の成長を記録している。 2019年11月18日から22日まで米国カリフォルニア·サンディエゴで開催された「KubeCon+CloudNativeCon」には12,000人以上の記録的な人数が参加した。

CNCFは2020年にアムステルダム、上海、ボストンでより大規模な「Kube Con + Cloud Native Con」イベントを開催し、ベンガルル、デリー、東京ではクバネティスフォーラムを開催する計画である。

CNCF メンバー企業が増加したことを受け、現在CNCF エンドユーザコミュニティでは、プロジェクトロードマップに対するフィードバックと適用モデル事例を共有し、CNCF 技術リーダーのための未来プロジェクトを議論するために125 以上の組織が活動している。

シェリル·ハングCNCFのエコシステムディレクター(写真:本紙)

また、CNCFはクバネティス適合性認証プログラム(Certified Kubernetes Conformance Program)を通じてクバネティス認証(Certified Kubernetes)製品を保有するサプライヤーが100社を超えたと明らかにした。認証された供給業者は、適切なクバネティス配布、ホスティングプラットフォーム、インストーラーを供給できる立証された組織だ。CNCFの総括代表であるダン·コーン(Dan Kohn)氏は「CNCFの記録的な成長はクラウドネイティブ技術があらゆる産業分野に持続的に影響を及ぼしていることを反証することだ」とし「会員企業はスタートアップから政府機関、世界最大規模の技術企業とフォーチュン50(Fortune 50)に属するエンドユーザーに至るまで多様だ」と述べた。 続いて「多くの革新家が合流することでクラウドネイティブエコシステムは持続的に拡張され、今日最も緊急な技術課題が解決できるだろう。 会員企業が500社を超え、CNCFは重大な道しるべを立てており、今後さらに大きな可能性を期待している」と付け加えた。CNCFは最近、jobs.cncf.ioでCNCF求人·求職掲示板を運営すると発表した。 この掲示板は、会員企業や非会員企業の組織が集まり、最高の開発者で欠員を埋め、CNCFコミュニティの開発者や他のクラウドネイティブの専門家らに新しいキャリアチャンスを提供するために設計された。また、このコミュニティはオープンソースおよびクラウドネイティブコミュニティの採択者と技術者が集まり、世界中から学習、協業およびネットワークの機会を提供するコミュニティ主管イベントである「クバネティス·コミュニティデー(Kubernetes Community Days)」を運営すると発表した。CNCFは現在、クバネティスを始め、プロメテウス(Prometheus)、エンボイ(Envoy)、コアディエンエス(CoreDNS)、コンテナディ(Containerd)、プルエンテッド(Fluentd)、イェーガー(Jaeger)、ビテス(Vitess)の8つの卒業(Graduated)段階のプロジェクトを進めている。インキュベーションから卒業(Graduated)の段階にプロジェクトが発展するためには、採択拡散、文書化され、体系的なガバナンスプロセス、コミュニティに対する強い責任感と持続可能性、そして包容性が立証されなければならない。

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