三星(サムスン)電子、’三星(サムスン)AIフォーラム2020’オンライン開催…グローバル人工知能碩学たち集まる!

■11月2日から3日まで。。。 金基南(キム・ギナム)副会長の開会の辞を皮切りに、ヨシュアテルアビブ大教授、ニューヨーク大学・ヤーンルクン教授、スタンフォード大学のチェルシーピン(教授、総合技術院ハムドンヒフェロー、MS・リサーチのジェニファー・ワートのみ本博士、グーグル・リサーチタラサイノス博士など、学界や産業界の著名な講演者たちの発表…

三星電子が11月2日から3日まで’三星(サムスン)AIフォーラム2020’をオンラインで開催する。 今年で4回目を迎えたこの行事は世界的に著名な人工知能(AI)の学者や専門家たちを招待して、急激に発展している最新のAI研究成果を共有して今後の研究方向と戦略を模索する技術交流の場として定着している。フォーラムは第一の日は総合技術院主管で、二番目の日は三星(サムスン)リサーチの主催で行われ、参加申請はそれぞれホームページを通じて6日から行事当日まで可能だ。まず、第一の日は’現実世界の変化に向けたAI技術’をテーマに、気候変化、パンデミックなど世界的な問題解決に向けて貢献できるAI技術分野や研究方向などを論議する。

1日目のアジェンダ

今年は金己男(キム・ギナム)代表理事(副会長)の開会の挨拶を皮切りに、カナダ・モントリオール大学(University of Montreal)ヨシュアテルアビブ大(Yoshua Bengio)教授、米ニューヨーク大学(New York University)・ヤーンルクン(Yann LeCun)教授、米スタンフォード大学(Stanford University)チェルシーピン(Chelsea Finn)教授、三星(サムスン)電子綜合技術院ハムドンヒフェロー(Fellow)、マイクロソフトリサーチ(Microsoft Research)のジェニファー・ワートのみ本(Jennifer Wortman Vaughan)博士、グーグル・リサーチ(Google Research)タラサイノス(Tara Sainath)博士など、学界や産業界の著名な講演者たちの発表が行われる。

特に、チェルシーピン教授は2018年’MIT Technology Review’で’35歳以下の革新家’に選定(2018 Innovator Under 35)され、ジェニファー・ワートのみ本博士は2012年、米国で’若い科学・技術者大統領賞’首相(Presidential Early Career Award for Scientists and Engineers)している。

続いて、システムLSI事業部カンインヨプ社長と講演者らがパネリストとして参加してAIが進む方向と活用性について討論する。 今年はAI分野の優秀な若手研究者の発掘に向けて’三星(サムスン)AI研究者賞(Samsung AI Researcher of the Year)’を新設した。 ‘AI研究者賞’は35歳以下のAI関連する国内外の研究者たちは誰でも参加することができる。

三星電子は、社内専門家と社外諮問団の教授らの公正な審査を経て10月中に受賞者を発表する予定だ。 受賞者には万ドルの賞金と’AIフォーラム第一の日’に発表する機会が与えられる。

一方、三星電子はAI分野の研究協力とネットワークの強化に向けて2018年にAI分野のノーベル賞と呼ばれる’チューリング・アワード(Turing Award)’を受賞した世界的な碩学、ヨシュアテルアビブ大教授を’三星(サムスン)AI教授(Samsung AI Professor)’に選任した。


今回の選任を通じてヨシュアテルアビブ大教授は、総合技術院ファンソンウ長(社長)とともに’三星(サムスン)AIフォーラム’の共同議長を務めて、ディプロニン(deep learning)分野の幅広いネットワークをベースに優秀な若手研究者を発掘してAIフォーラムに碩学の招待はもちろん、三星電子AI研究開発の底辺拡大のために協力する計画だ。

ヨシュアテルアビブ大教授は”今回のAIフォーラムが現在AI技術の理論的、実用的限界を明らかにして、人間のレベルの知能に近接するAI技術の開発を目標と今後の研究方向を一緒に議論する場になるだろう”と話した。

三星(サムスン)リサーチが主管する二番目の日は’人間中心のAI(Human-Centered AI)’というテーマで、人間に対する理解と疎通をもとに、より良い世の中を作るためのAIの役割と今後の発展方向について共有する。


2日目のアジェンダ
三星(サムスン)リサーチスンヒョンジュン所長(社長)の基調演説を皮切りに、世界各国で盛んに研究活動をしているAI専門家たちのさまざまな講演を会うことができる。

4つの技術セッションで進められ、▷自然言語処理(NLP)セッションは、米国スタンフォード大学(Stanford University)クリストファー・メーニング(Christopher Manning)教授▷ビジョン(Vision)セッションは、米国ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)のデビー・パリク(Devi Parikh)教授▷人間とロボットの相互作用(Human Robot Interaction)セッションは、米国アリゾナ州立大学(Arizona State University)スバラオカムバムパーティー(Subbarao Kambhampati)教授▷ロボティクス(Robotics)セッションは三星(サムスン)リサーチニューヨークAIセンター長・ダニエルリー(Daniel D.Lee)副社長が発表する。

特に、自然言語処理分野の世界的な碩学であるクリストファー・メーニング教授は、三星電子と技術研究協力を進めており、’第1回AIフォーラム’基調演説の発表に続き、今回のフォーラムでは’人間中心のAIのために必要な自然言語処理技術の発展方向’について発表する予定だ。 続いて、脳神経工学の基盤のAI専門家であるスンヒョンジュン所長が、パネル討論を進行し、4人のセッションの発表者と’人間中心のAI分野の未来展望と考慮事項’について議論する予定だ。

三星(サムスン)リサーチスンヒョンジュン所長は”今回のAIフォーラムが未来AI技術の発展方向と望ましい適用案について理解を助ける場となることを願う”、”今年はオンラインでのイベントで行われているだけに、AI分野に関心のある多くの方々が参加できるものと期待される”と話した。

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