インテル、「ストラクチャードASIC」公開へ 5G·人工知能·クラウド及びエッジ用

インテル e ASIC N5X(写真:インテル)
インテルが18日(現地時間)仮想で開催する「FPGAテクノロジーデー2020(FPGA Technology Day)」に先立ち、17日には5G、人工知能(AI)、クラウド、エッジワークロードなど全般でアプリケーション性能を加速できる新しいオーダーメイド型ソリューションを発表した。

インテル e ASIC N5Xは、インテル F FPGA互換のハード·プロセッサー·システムを内蔵した最初のストラクチャード e eASIC製品群だ。 顧客はインテル e ASICX N5Xを通じて、オーダーメイド型ロジックやFPGAに組み込まれたハードプロセッサーを活用したデザインを、ストラクチャードASIC(structured ASIC)に移転できる。 また、単価削減、性能向上、電力消費削減などのメリットを活用することが、

インテル社のデイブ·ムーア副社長兼プログラマブル·ソリューション·グループ総括マネージャーは、「いつになくデータが産業とビジネスを革新する可能性が高い」とし、「新しいインテル社のASIC N5Xは、ストラクチャード社の性能と低い電力消耗により、顧客がインテルFPGAの柔軟性および製品発売期間の強みを十分享受できるようサポートする。

インテルが提供するFPGA、eASIC、ASIC製品は「包括的オーダーメード型ロジック」を顧客に提供することで顧客が潜在力量を活用できるようにする。 現在の市場でこれを提供できる企業はない」と述べた。

FPGAは顧客が直接製品を設計する際、短い発売期間と最高の柔軟性を提供する反面、ASICやストラクチャードASIC装置は最も低い電力消耗と費用で最高のハードウェア性能最適化を提供する。 FPGAは迅速な革新を実現する上で理想的で、次世代技術を模索できる最速の方策である。

特にプログラミング可能なFPGAを活用すれば、5G発売の初期段階と開放型RAN実装でマイグレーションする場合のように、特定のワークロードに対するハードウェアを迅速に開発でき、時間の経過によって変わる標準に適応できる。

インテル e ASIC N5X 装置は、FPGA 比で最大 50% 低いコア電力消費と最大 50% 低い価格という強みを提供するとともに、ASIC 比でリリース期間を短縮し、試作品設計(non-recurring engineering)コストを削減する。 これで顧客は電力に最適化された、高性能の差別化されたソリューションを作ることができる。

また、インテル® ASIC N5X は、セキュリティ起動、認証、およびアンチ-タンパー (anti-tamper) 機能を含め、インテル® アジラックス® (Intel™ Agilex™) FPGA 製品群で採用したセキュリティ装置管理者を統合した。 これにより、顧客は多くのアプリケーションで要求される主要なセキュリティ事項を満たすことができる。

インテルはインテル·アジラックスやインテル® ストラティックス™ 10(Intel® Stratix™)のようなFPGAから、インテル® ASIC N5Xなど、ストラクチャードASICと共にASICまで至る完全オーダーメード型半導体(custom logic)製品群を提供する世界唯一の半導体メーカーだ。 顧客はデータを処理する包括的なカスタマイズ可能な半導体製品群により、単価、性能、電力消費量、市場発売期間を最適化できる。

一方、インテルFPGAテクノロジーデーは18日にオンラインで行われる。 インテルの役員やパートナー、お客様は本イベントで基調演説、ウェビナ、デモを通じて最新のインテル·プログラム機能と製品ソリューションを共有する。

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