人工知能でおむつ性能変えた! 吸収量、吸収速度、液体の拡散状態など10~20%向上

■SAP性能の関係性や合成時の挙動の分析、SAPの表面制御技術をデータ化してマシンラーニングで

日本触媒(Nippon Shokubai)は人工知能・マシンラーニングを利用して吸収量や吸収速度などの機能を従来比10%以上高めた新たな高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer.以下、SAP)の開発に成功した。 SAPは主におむつに使用される。

日本触媒は今まで蓄積してきたおむつ性能及びSAP性能の関係性や合成時の挙動の分析、SAPの表面制御技術をデータ化してマシンラーニングで既存製品に比べ性能が10~20%向上されており、開発期間も従来の半分程度に短縮されたと明らかにした。

おむつは幼児から成人に至るまで需要が拡大されている。 おむつは素早い吸収性能と漏れず、発進発生なしにコンパクトだ。 背中の条件と体重が加わった状態でも吸収量、吸収速度、液体の拡散状態などの様々なパフォーマンスが要求される。 日本触媒1985年にSAPを製品化して以来、現在までSAPの新製品を開発発売してきた。

関連記事一覧